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戀愛譚 東郷青児文筆選集

生誕120年ということで昨年から大規模な展覧会が全国で催されている画家・東郷青児。儚げで憂いを帯びた少女の絵画でお馴染みの東郷青児のもうひとつの顔、文筆作品を集めた1冊『戀愛譚 東郷青児文筆選集』をunderson野崎が企画・選・編集、堀口がデザインしました。長らくひと目にふれることなく眠っていた、単行本未収録の貴重な詩やエッセイを収録できたことが本当に喜ばしく、音楽家の小西康陽さんに「恋愛を人生の総てと考える人々」という素晴らしい序文をご寄稿いただくくことができました!
装丁もフランス留学してた東郷だけにフランス装はどうかな?とか(結局丸背の上製本に)、見返しやスピン、花布は一見カバーの雰囲気とは合わないようなビビッドな朱赤なのですがこれは「はっとするような朱赤にしたのは、シックな着物からあざやかな半襟がちらりのぞいてドキッ……」という野崎のアイデア。中の挿絵も、どれが文章に合ってるのだろう?と喧々諤々しながらチョイス。組版も自分の中ではかなりいい感じに組めました。
2月16日よりあべのハルカス美術館「生誕120年 東郷青児展 夢とうつつの女たち」のミュージアムショップにて先行販売、3月に正式に発売されます。

detail/四六版 上製本 カバー:ヴァンヌーボVMホワイト 四六Y130 + マットニス 帯:OKプラナスホワイト 84 表紙:NTラシャスノーホワイト 100 見返し;ディープマット バーミリオン 100 本文:オペラクリームマックス 

愛と家事

2016年、私家版として発売され話題となりました、「家族をつくることに失敗した。」なる書き出しから始まる、母とのこと、家族のこと、結婚のこと、愛のこと、自分を取り巻くあらゆることと向き合い赤裸々に綴った太田明日香さんのエッセイ集「愛と家事」の増補再編集版のデザインいたしました。
本文用紙はほんのりピンクなプリンセスローズ。女性だからプリンセスでピンクという無粋な意味合いではなく母と娘に流れる血を肌を通してみてみたとこをイメージしてみました。帯コメントと著者近影は写真家・植本一子さん、装画は私家版と同じくfuuyaanさん。

detail/四六版 カバー・帯:グラフィーCOC ホワイト  四六Y 130  + マットニス 表紙:気泡紙 U-FSディープラフ 147.5 本文:OKプリンセスローズ  四六Y66

宮沢賢治の地学教室

宮沢賢治作品のなかに織り込まれた、さまざまな地学的な知識をひもときながら高校地学基礎を学べる新感覚の参考書「宮沢賢治の地学教室」(創元社)のデザインいたしました。実のとこタイトルは知ってるものの宮沢賢治作品は教科書レベルでしか読んだことなかったのですが、今回引用部分みてると結構細かく地学的な描写があることを知りました。地学って学生時代はあまり興味がなかったのですが、この年になって学び直しな気分。関係ないのですが、写植やフォントの組見本ってなんで宮沢賢治作品なんだろう?と常々思っておりました。

装画:fuuyanm
detail/A5版 カバー・帯:OKミューズガリバーマット 四六Y 135  + マットニス 表紙:コニーカードシュガー 本文:b7ナチュラル

無形文化遺産ウィーンのカフェハウス

縁あって1年に1冊沖島博美さんのヨーロッパ本をデザインしております。3年目となる今年は「無形文化遺産 ウィーンのカフェハウス〜その魅力のすべて〜」(河出書房新社)。スプーンを逆さまにしてカップの上に置いて出すというウィーンのカフェハウスの仕来りをこの本で初めて知りました。

私たち、戦争人間について

なんとも意味深で物騒なタイトル「私たち、戦争人間について 愛と平和主義の限界に関する考察」石川明人(創元社)のデザインいたしました。「戦争はなぜ起きるのか」「戦争の原因は何か」という問いを糸口に、戦争に対するさまざまな見方を、宗教学者でもある著者が、スリリングに読み解いていきます。

detail/カバー:エスティムNS  四六Y 128 + マットニス 表紙:コニーカード シュガー 四六Y 180 別丁扉;グラフィーC0C ナチュラルGS  四六Y 100