世間はGW。暫時も止まずに槌打つ響　仕事に精出す村の鍛冶屋ならぬ図案屋。ですが、しばし手を止め肥後橋にありますレンガ造りのクラシック建築が素敵な（設計は大阪ガスビルと同じ安井武雄）大阪倶楽部の公開見学会へ行ってきました。
男たるもの女性の前で酒を飲んだり煙草をすったり政治談義をするのは失礼にあたるという欧米のジェントルマンスタイルにのっとり大正時代に設立された男のみが入れる大阪最古の会員制社交クラブが大阪倶楽部。設立から100以上年たった現在もなお会員のみなさんが、食堂やバーでくつろぎ、談話室で侃々諤々語りあい、理容室で紳士スタイルに刈り込み、大山崎山荘からやってきたという100年もののアンティーク・ビリヤード台でショットを決め、囲碁、将棋など楽しむなど、おおいに紳士ライフを満喫してるそう。
３Fの会議室や４Fのホールは会員以外にも貸し出してるが１Fと２Fは今も女人禁制の秘密の花園だそう。そんなワンランク上な男になるためには会員2名の推薦と入会金10万円ナリ。 こんな倶楽部に出入りできるナニワの紳士にワタシはなりたい。

自由様式の安井武雄だけあってヨーロッパから東洋までいろんな様式がミックスされてます。

エントランスには目玉に翡翠を仕込んだ禍々しい魔除けの邪鬼も。 たぶんこの翡翠を押すと隠し扉が開き紫の煙ただよふ本当の秘密の部屋へと行けるんだろうなぁと妄想。 大阪倶楽部　http://osaka-club.or.jp/